チャレンジしてくれたのは
はらぺこめがね
さん
夫婦イラストユニット
1983年徳島県生まれの原田しんや、1982年大阪府生まれの関かおりによる夫婦イラストユニット。ともに2005年、京都精華大学デザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2011年、はらぺこめがねを結成。2012年に『フルーツポンチ』(ニジノ絵本屋)で絵本作家デビュー。「食べ物と人」をテーマに、絵本や挿絵、ワークショップ講師など、幅広く活動している。『山のフルコース』(小学館)で第74回小学館児童出版文化賞、『おにぎり ぱく!』(白泉社)でMOE絵本屋さん大賞2025ファーストブック賞第1位、『やきそばばんばん』(あかね書房)で第9回ようちえん絵本大賞、『みんなのおすし』(ポプラ社)で第11回ようちえん絵本大賞特別賞ほか受賞多数。
完成したのは、「くるくるアーン」
「完成した「くるくるアーン」は、フォークにくるくると巻きついたミートスパゲッティが、回転しながらお口に運ばれていく愛らしい作品です。
アイデアを出すのはしんやさん、そしてアイデアを実際の形にしていくのは、工作が得意なかおりさん。また、食べものの絵はしんやさんが担当し、お皿や背景、フォーク、お顔など食べもの以外のパーツはかおりさんが手がけるという、まさに"夫婦の力"が結集された一作になりました。
フォークを回転させるには重心を下げるのがポイントで、磁石の上に載せたフォークの上部にはあえて型紙を入れていないそう。またフォークは、アルミホイルの裏側を使って光沢が出ないように工夫し、絵本の中から飛び出してきたような、かわいらしい三又のフォークに仕上げています。
毛糸で表現されたスパゲッティにもおいしそうなミートソースの具が載っていて、随所にこだわりが光る本作。出来栄えは「100点満点中の120点!」(しんやさん)で、試行錯誤の過程も楽しいはらぺこめがねさんならではのエンジンが完成しました。
ケースからぴょこっと出てくるお顔は、大きく口が開いていて、しかもスパゲッティを凝視する目線でかわいい!お口に飛び込んでくるのを期待して「早く食べたい!」が伝わってくる表情です。
作り始めると、やりたいことがどんどん増えてくるそう。特にフォークに巻きつけた糸にもスパゲッティの具材を描くこだわりがピカイチ。絵と毛糸の一体感が格段に増しました。
終始笑い声が止まらなかったはらぺこめがねさんのうご工作エンジン。「僕たちらしいアイデアって?」と考えるところからスタートして、試行錯誤の過程も楽しい工作時間です。しんやさんいわく「同じライバルとして、誰にも超えられないものを作ったるぞという意気込みが大事」とのこと。おいしそうな食べものといきいきとした表情、まさにはらぺこめがねさんの絵本の世界から飛び出してきたようなうご工作エンジンができあがりました。